上昇銘柄を財務分析(2020年7月2日)

上昇銘柄を財務分析(2020年7月2日)

前回に続き、上昇銘柄について、財務分析をおこなってみたいと思います。



2020年7月2日の上昇銘柄(東証一部)

リテールパートナーズ(8167):1,838円/1株 +206(+12.62%)

地方の食品スーパー連合。
本社は山口県にあり、九州を中心としたスーパーマーケットを展開。
スポーツクラブ事業もおこなっています。

>>リテールパートナーズ


上昇理由は?

前場に21年2月期業績予想の上方修正を出しました。

上半期営業利益:18.5億円→41億円

めちゃくちゃ強気です。

さらに東京の感染者が5月以来の100人超えをし、第二波への懸念も内食需要の追い風になったと考えられます。


財務分析

営業利益自己資本比率営業CF投資CF
2020年2月期4,466M62.7%7,976M△6,463M
2019年2月期4,940M67.6%5,490M△11,041M

コロナ禍において優秀だと思います。
内食需要増の影響が数字に表れていますね。

スマートフォンPOSや原価管理システムを導入したりと、経費削減・原価管理に対する設備投資もしっかり取り組んでいて好感が持てます。


ROE・ROA・営業利益率

ROE(自己資本利益率):3.3%
ROA(総資産利益率):2.1%

平均的には、ROE:10%程度/ROA:5%以上と言われています。(業種差あり)

平均値とは届きませんでした。

売上高営業利益率は1.9%

上記利益率のように、利益がができにく業界というのも影響があるのかもしれません。


PBR・PER

実績PBR(株価純資産倍率):1.23倍
予想RER(株価収益率):19倍

株価の割安感を見る上で、PBR:1倍/PER:15倍が全体の平均値と言われています。(業種差あり)

ここで注意なのが、業種によって平均値が変わるので、業種毎での判断が妥当といえます。

小売業平均値=PBR:1.8倍/PER:22.6倍

少し割安と考えてもいいかもしれません。

しかし、上場来高値が1,917円となります。
かなり近づいているので、高値更新に抵抗感が出てくる可能性もありますね。


今後の見通し

どこもそうですが、コロナの状況によってどう変わっていくのか影響はあります。

今回の上方修正では9月以降の業績についても織り込んでいました。
緊急事態宣言による内食需要増の影響が今後も起こるようであれば、大きく伸ばすことになるでしょう。

ただし、下方修正になる可能性もありますので注意は必要だと考えます。



まとめ

・コロナ禍において業績への悪影響は抑えられている
・大幅な上方修正により続伸
・さらなる内食需要の増加が鍵

本当にどこの会社もコロナで先の読めない状況が続いていると思います。
そんな中での上方修正はポジティブに捉えていきたいところです。